ご挨拶
株式会社マールの歴史と今後の展望
1989年(平成元年)に設立された当社は北欧産甘えびの取引を中心に水産物の輸入事業に着手し、その後アルゼンチン赤えび、カナダ中心のズワイガニ、チリ産ウニ、ノルウェー産鯖、フォークランドのヤリイカ、グリーンランドとカナダ産カラスカレイと何れも天然物に拘って参りました。昨年からはインドネシアの養殖バナメイのムキエビの輸入を始めました。一方では2008年からエクアドルのバナナの輸入を始め、この事業も何とか順調に拡大する事に成功しました。現在では事業の基盤として水産と青果の二部門となり業容は以前よりも安定したと言えます。

水産事業
国内販売は末端販売をもっと深耕する。第三国加工の寿司ネタ製品等販売を海外向けに積極的に拡大する、これはmustでもあるし、また拡大出来ると確信をもっております。長い取引経験を持つエビ類、中でも設立以前から小職が取り扱っていた甘えびに関してはデンマークに本社がある漁業会社の日本法人は別格として、日本で一番幅広く産地に信用と人脈を築いた当社は斯業を更に深めていきます。
青果事業
2023年1~3月の日本のバナナ輸入統計によればフィリピン86%、その他の国14%、その他の国の内訳はエクアドル6%、メキシコ5%、その他3%。エクアドルのシェアは当社がトップで34.7%。当社を含む4社で実に86.1%を占めます。
バナナはスーパーの青果部の中の最重要アイテムであり、フルーツと食品を兼ね備えた栄養価の高い植物として今後も必要欠くべかざるアイテムとして消費者のニーズから消える事は無いと思います。バナナ取引をスタートするきっかけとなった相手、勿論それ以降ずっとメインサプライアーであるReybanpac社とはこれまで行って来たように誠意をもって、両社の考えを常に表に出して風通しを良くすることを今後も留意して行きたい。


